印南塗装工芸

印南塗装工芸

  • WEBサイト
  • コーポレートサイト

兵庫県高砂市に拠点を構える塗装会社「印南塗装工芸」様の採用活動を支援しました。
同社は長年にわたり法人案件を中心に安定した事業運営を行っており、元芸人の代表が持つ独自の人間味と誠実な仕事ぶりによって、多くの信頼を築いてきました。
今回は、事業拡大に伴う採用強化のため、セカンドキャリアを模索する人材にも届くような、開かれた雰囲気の採用導線を構築。WEBサイト全体に親しみやすく温かいトーンを持たせ、代表自身の魅力が自然に伝わるビジュアル設計とし、面接風景を再現したユーモラスな動画コンテンツも制作しました。
さらに、Instagram広告を通じてSNSでも採用告知を展開。ブランド性と接点創出の両軸で、候補者との出会いを最大化しています。

mission

(課題・狙い)

  • 塗装業界の魅力や会社の温かい社風を可視化し、共感から応募につなげたい
  • 元芸人や元アスリートなど、異業種からの転職希望者にも刺さる採用導線を作りたい

solution

(やったこと)

  • 「仕事」そのものではなく、社長の人柄や職場の雰囲気を中心に据えた世界観を設計し、心理的ハードルの低い採用サイトを構築
  • 採用面接の雰囲気を伝えるユーモラスな動画を制作し、WEBサイトに展開
  • キャッチコピー「人生、なんぼでも塗りなおせる。」を開発し、再出発へのポジティブなメッセージを訴求
  • SNS広告(Instagram)用の短尺動画も制作し、マルチチャネルで応募導線を展開

design concept

(制作に込めた意図)

  • コンテンツ構成の意図:情報を「削る」のではなく、「笑って届く」に変換する

    いわゆる「塗装業=堅くて、よくわからない」業界イメージを転換し、見る側に“構えさせない”導線設計を意識。
    伝えるべきは仕事内容ではなく、その先にいる「人」の面白さと温度感。代表者の個性や社員のキャラクターをそのまま前面に出す構成で、「笑って見終わって、でも心に残る」感触を目指した。
    情報の粒度も細かく調整し、求人情報や一日の流れなどの基本情報は載せつつも、説明しすぎない。「見た人が自分で感じ取る」余白を残す設計にしている。

  • UI/UX設計の意図:YouTubeより気軽で、漫画より現実的に

    訪問者の8〜9割がスマホでの閲覧であることを前提に、スクロールと視覚刺激のテンポで没入感を保つ構成に。
    各セクションに“笑い”や“軽妙さ”を挿入し、求職者が途中で離脱しない心理的動機づけを設計。
    たとえば「Q&A」や「人生を語るエピソード」なども、あえて“やや茶化し気味”なトーンで描写することで、文章では伝えづらい人間味を浮かび上がらせている。

  • ビジュアル演出の意図:真面目なことを「ふざけて本気」で伝える

    ビジュアルはコントのようでいて実はドキュメント。職人としてのリアルな姿を真正面から撮影しつつ、デザイン上は「勢い」「笑い」「ポップ」の要素で包んでいる。
    キービジュアルでは「人生、なんぼでも塗りなおせる。」というコピーとともに、現場感あふれる表情を大写し。これは「職人=敷居が高い」という思い込みを打ち消すための、明確な意図をもった演出。
    各セクションでも、顔・動き・笑い声が聞こえてきそうな写真を多用し、ユーザーが「会社の空気」に触れられる構成にしている。

  • 「おもしろそう。でも、ちゃんとしてる」という印象を、第一印象で自然に持ってもらうための採用設計。
  • テキストで企業を語るのではなく、“空気ごと”届ける設計によって、共感ベースの応募導線を実現。
  • 結果として、企業側の“人柄”に惹かれた人材が集まる構造をつくることを目指した。

project data

(プロジェクト詳細)

Client
印南塗装工芸
Date
2025.4
URL
https://innami-tosou-kougei.com
Director
有賀 史朗
Designer
有賀 史朗
Photographer
竹内 吉崇

other works

(その他の実績)

中野産業

  • グラフィックデザイン
  • パンフレット