倉本測量

WEBサイト
コーポレートサイト

兵庫県丹波市で30年以上の実績を持つ測量会社「倉本測量」様のコーポレートサイトを制作しました。
地元に根ざした安定した測量業務を提供しながらも、ドローンや三次元測量などの先端技術を積極的に導入し、未来に向けた測量の可能性を切り拓いています。
また、測量の実務と連携したドローンアカデミー「KSDA」を開講し、次世代の担い手の育成にも注力。
そうした倉本測量様の姿勢や技術力、実績をわかりやすく整理し、都市部を含む幅広いクライアントに向けて信頼感と存在感を訴求できるような構成とデザインで設計しました。
落ち着きのあるアニメーションや余白の使い方により、丁寧な仕事ぶりや会社としての懐の深さを感じられるよう工夫しています。

mission

(課題・狙い)

倉本測量の多岐にわたる事業内容をわかりやすく整理し、信頼と実力を効果的にPRしたい
地方の中小企業という印象を払拭し、大阪・神戸など都市部の案件にも対応できる実力を持つ企業であることを伝えたい
ドローン教育など新たな取り組みや次世代への投資姿勢も発信し、採用活動にも貢献したい

solution

(やったこと)

ページ遷移・スクロールにBarba.jsを採用、重厚感と安定感を演出することでサイトを訪れた瞬間から「スケール感がある」「安心して任せられそう」という印象を与えるUXに
3D測量やドローン事業を主軸に整理された導線設計により、多様な事業を的確に把握しやすくし、民間・官公庁問わず検討時にストレスなく閲覧できる構成へ
タイポグラフィ・行間・配色設計によって堅苦しさを払拭することで、測量業界にありがちな古く硬い印象を避け、上品かつスマートな印象を打ち出すことで、技術と信頼の両立を表現

design concept

(制作に込めた意図)

コンテンツ構成の意図：測量＝地味の常識を、誠実にひっくり返す

「測量＝地味でわかりづらい」といった一般的なイメージを払拭するために、あえて専門用語や制度説明に偏らず、“何ができる会社か”“なぜ必要とされているか”を直感的に伝える構成とした。
企業紹介・事業内容・採用情報を分断せず、「実績」と「人」を中心に信頼感を伝えるストーリーで構成。特に民間領域の開拓に向けて、「公共インフラに関わる測量のプロフェッショナル」としての実績と、若手も活躍する柔軟な体制を押し出している。
また、グループ会社（倉本コンサルタント）やドローンアカデミー（KSDA）といった展開にも触れ、「企業としての広がり」や「未来への布石」をにじませる設計とした。
UI/UX設計の意図：専門性と親しみが共存する、整理された導線へ

測量という領域が持つ技術的な硬さを残しながらも、「読みやすく、入りやすい」設計を重視。白と青を基調にした落ち着いた配色に、空間的な余白と柔らかなタイポグラフィを組み合わせ、読み疲れしにくい情報構造を意識した。
トップページでは、「数字」「実績」「できること」の3軸を視覚的に整理し、短時間でも会社の全体像が把握できるように設計。事業ページや採用ページでも、コンテンツ単位で構造を統一し、迷わず目的にたどり着ける動線を実装した。
採用ページでは、先に言葉よりも「働く現場の写真」や「社員インタビュー」が視界に入り、「どんな職場か」を感覚的に伝える設計とした。
ビジュアル演出の意図：測量現場を、未来へのインフラとして可視化

現場写真は清潔感と実直さが伝わる構図を優先し、ドローン・計測機器・測量中の人物といった「現場のリアル」が伝わるビジュアルを意図的に多く配置。特に、測量を“社会インフラを支える前線”として見せることを狙った。
また、三次元測量やドローン測量といった先進的な業務については、メカニカルで洗練されたイメージを損なわないよう、空撮や機器のアップを使用。実績や技術力を「絵として伝える」設計とした。
グループや育成事業に関するセクションでは、ロゴや色の使い分けにより「企業としてのスケール感」や「将来性」も自然に伝わるよう調整している。