
倉本コンサルタント事務所
- WEBサイト
- コーポレートサイト
兵庫県丹波市の測量会社・倉本測量様から分社化された新会社「倉本コンサルタント事務所」のWEBサイトを制作しました。同社は神戸市北区を拠点に、都市部のインフラや土木設計に対応する「三次元測量」および「地上レーザー測量」を主軸とした事業を展開。3D点群データを取得して終わるのではなく、それを図面化・設計図面へと変換して納品する高度な技術を強みとし、確かな現場経験と実装力で差別化を図っています。WEBサイトは、ロゴ制作からスタートし、未来感や成長性を感じさせるビジュアルを基調に、企業としての信頼性と専門性が端的に伝わる構成を目指しました。問い合わせまでのわかりやすい動線の整備や、ページ遷移の演出にもこだわるなど、小規模な会社でありながらも先進的で安定感のある印象を持たせる工夫を随所に取り入れています。
mission
(課題・狙い)
- 分社化したばかりの新会社として、倉本測量とは異なる専門性やブランドを確立したい
- 都市部の企業や行政からの3D測量案件を受託するため、先進性と信頼性をWEB上で表現したい
- 「点群データのその先」までを一気通貫で行える技術力を、具体例を交えて発信したい
solution
(やったこと)
- トップページで「SURVEY THE FUTURE」というコピーと大胆なロゴ演出により、測量業の次世代感を打ち出した
- 三次元測量の用途・手法・強みを写真と文章で明確に整理し、他社との違いが自然と伝わる構成に
- 測量機材の紹介や実績紹介に至るまで、細部のビジュアルや導線を調整し、専門性と信頼性を可視化
- Swupを用いたスムーズなページ遷移と、モダンなレイアウト設計によって、閲覧ストレスのないUIを実現









design concept
(制作に込めた意図)
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コンテンツ構成の意図:「測量」を、より実感的に、より信頼感をもって伝えるために
新規創業の事務所であっても、都市部を含む幅広い案件に対応できる測量会社であることを、明確かつ信頼感をもって伝える。その目的のもと、構成全体を整理した。
TOPページでは「SURVEY THE FUTURE.」というコピーと都市部の眺望写真を組み合わせ、未来志向と都市展開への意志を表明。下層ページでは提供サービスを具体的な写真とともに明示することで、実務に基づいた技術力が読み取れる設計とした。
シンプルかつ要点をしぼったページ構成としながらも、事業内容や強み、使用機材や実績など、信頼構築に必要な要素を過不足なく網羅。
これにより、地方発のスタートアップでありながら、都市部でも通用する“誠実で実力のある事務所”としての印象付けを目指した。 -
UI/UX設計の意図:軽やかに、でも確かに「印象に残る」ために
Swupを用いたページ遷移を導入し、遷移時の違和感を減らしながら、滑らかで先進的な印象を演出。アニメーションは最小限に抑え、軽快な操作感を保ちつつ、視線誘導に有効な動きに限定している。
ナビゲーションも含め、グリッドベースで整然と設計されており、情報にたどり着くまでの導線が明確。文字サイズは大きめに設計し、ゴシック体を採用することで、読みやすさと誠実さの両立を図った。
英語見出しや余白設計により、法人サイトでありながら閉塞感のない、開かれた印象を与える構成とした。 -
ビジュアル演出の意図:未来志向・都市対応・技術力を感じさせるデザインへ
ロゴの「K」マークと都市風景を大胆にレイアウトしたTOPビジュアルは、地方拠点であっても都市部で戦える事務所であることを視覚的に表現している。
また、事業紹介ではドローンやレーザースキャナを用いた現場写真を大きく扱い、最新技術への積極的な取り組みをリアリティとともに伝えている。
全体の色調は白・グレー・グリーンを基調とし、清潔感と先進性の両立を意図した。
- 測量という業界において「先進性」「信頼性」「実務対応力」を同時に伝えることは簡単ではない。
- 倉本コンサルタント事務所のWebサイトでは、過度な装飾や説明に頼らず、シンプルな構成とUX、写真やタイポグラフィの工夫によって、
- 「地方から都市部へ展開する、実直で確かな測量事務所」という空気を、静かに、しかし強く印象づけることを目指した。
project data
(プロジェクト詳細)
- Client
- 株式会社倉本コンサルタント事務所
- Date
- 2022.10
- URL
- https://kuracon.net
- Director
- 有賀 史朗
- Designer / Coder
- 有賀 史朗
- Photographer
- 竹内 吉崇