前川建材

WEBサイト
コーポレートサイト

兵庫県丹波市で生コンクリートの製造・販売や建築資材の供給を行う「前川建材株式会社様」のWEBサイトを制作しました。
1957年創業という長い歴史の中で、地域の建設現場を支えてきた同社は、JIS認定工場として高品質な生コンを安定供給できる体制を備えており、加えて砕石・砂・砂利・園芸用資材など多様な建材も取り扱っています。
今回は、新規顧客への訴求力を高めるとともに、既存取引先との信頼感をより強固にするため、取扱品目・設備・実績をしっかりと整理・明示し、誰が見ても“ちゃんとした会社”であることが自然と伝わる設計としました。
デザイン面では、同社の車両カラーをベースに黄色と緑のグラデーションを採用し、ブランドイメージの統一を図っています。
また、一般顧客にも安心して利用してもらえるように、地図や所在地の明示、導線のわかりやすさにも細かく配慮。求人ページの設置やGoogleマップの最適化まで含めて、今後の発展に向けた情報発信の土台づくりを支援しました。

mission

(課題・狙い)

建築資材の取扱があまり知られておらず、地域の工務店・職人層への認知向上を図りたい
地域住民やDIY層など、一般顧客（BtoC）にもアプローチしたい
場所がわかりづらいという声に応え、明確な所在地情報と地図導線を整備したい
人材確保のため、先回りで求人導線を用意しておきたい
市外ゼネコンや建設業者に向けて、信頼できる会社として差別化を図りたい
地元外の新規顧客からも問い合わせが来るよう販路拡大を狙いたい

solution

(やったこと)

所在地や連絡先、Googleマップ連携など、迷わず訪問できる導線を整備
取扱資材のカテゴリ整理と商品画像の掲載により、サービス内容を明示
コンテンツの文言やナビゲーションを、一般顧客にもわかりやすいトーンで設計
求人ページを用意し、募集時にすぐ活用できる体制を構築
信頼・堅実なブランドイメージを表現するデザイン設計を実施
市外ゼネコン等へのPRを見据え、事業内容・設備・実績を丁寧に可視化

design concept

(制作に込めた意図)

コンテンツ構成の意図：地元の信頼を可視化し、ブランドとしての価値を高めるために

前川建材が持つ「長い歴史」と「地域での実績」に裏打ちされた信頼性を軸に、堅実さと親しみやすさを両立する構成を目指した。生コン販売をはじめとする事業領域の全体像を整理しつつ、品質・機動力・対応力といった強みを具体的に提示。とくに、建材業としては珍しく一般顧客も対象とする点を踏まえ、「誰にでもわかりやすい」情報設計を心がけた。加えて、採用ページや社員の声なども通じて、未来に向けて開かれた企業像を丁寧に可視化している。
UI/UX設計の意図：事業の全容を直感的に伝え、誠実な企業姿勢を形にするために

各サービスページでは、情報量が多いからこそページ内ナビゲーションを設け、目的の情報に素早く到達できるよう設計。法人・個人問わず直感的に使える構成を意識し、技術的な正確さとユーザビリティの両立を図った。あらゆる規模・地域の建設事業者が安心して問い合わせや発注につなげられるよう、注文の流れや配達エリアなども図解を交えて丁寧に整理している。採用ページでは社員インタビューを通じて、企業文化への共感やエントリーのハードルを下げる導線も意識した。
ビジュアル演出の意図：堅実でありながら、時代に即した軽やかさと親しみを

ミキサー車や工場に用いられる黄色と緑のブランドカラーを基調とし、全体を通じて一貫性のある世界観を構築。写真は「現場感」や「品質の確かさ」を伝えるため、あえて過度な演出を避け、実在感を重視した構図を採用。堅実で地に足がついた印象の中に、洗練された清潔感を宿らせることで、建材会社＝無骨・古いといった先入観を払拭し、「信頼できる会社」という印象を自然に持ってもらえるよう演出している。